第75回日本臨床眼科学会　併設器械展示報告

展示委員会　副委員長
(株)ＫＹ ＣｅｎｔｅｒＶｕｅ
柳澤　浩一

第75回日本臨床眼科学会は、10月28日より福岡国際会議場・福岡サンパレスとマリンメッセA館の一部にて開催されました。開催される福岡に於きましては、新型コロナウィルス感染症第５波の緊急事態措置が9月30日に解除され、飲食店の営業時間短縮などの県独自の協力要請が行われていましたが、本学会に合わせるかの如く10月14日をもって全て解除されました。しかしながら、解除されたとはいえ学会器械展示に於ける感染対策を徹底する為、ブース説明員等学会参加者の入場可能条件を、新型コロナワクチン2回接種済の方、来場される日から遡り72時間以内のPCR検査または抗原検査で、陰性確認された方を入場可能とした制限を設け、各出展企業様へ詳細な「感染対策マニュアル」を作成し配布するなど、感染対策の徹底、遵守をお願いいたしました。

今回のリアル展示開催に向け、入場可能対象者の制限等厳しい条件ではありましたが、各出展企業様のご理解をいただき対応をしていただいたことで、大きな問題もなく併設器械展示を無事終了することが出来ました。各出展企業ご参加の皆様、厚く御礼申し上げます。

開催されましたマリンメッセA館は大変広く、ブース間通路幅を4～5m確保できました。そのため、先生方の来場がここ久しく見たことがなかったくらい多い時間帯もありましたが、密状態に成ることはありませんでした。しいて言えば、おもてなしの人気スイーツの行列ですが、これは来場者が多いシグナルでもあります。旨くビジネスチャンスのきっかけにしていただけたのであれば幸いです。

今年の展示企業は81社643小間でしたが、昨年はWEB開催で展示は無く、一昨年の京都開催では94社779小間でしたので、展示参加に於いては少し新型コロナ感染症の影響が出たのではないかと推察されます。今後の社会状況がどのようになるかは分かりませんが、より多くのご参加を望みたいと思っております。

また、開催ごとに人気の「おもてなしスイーツ」も、博多通りもん、ダックワース(キャラメル)、かすたどん、あまおうチーズケーキ、めんべいなど種々人気があり、飲み物も鹿児島の知覧茶などをご用意いたしました。非常に人気でした。

今回の第75回臨床眼科学会併設器械展示は、Withコロナ時代として2年目、やっとリアル展示が可能となった開催でしたが、入場可能対象者の制限等、今まで以上の峻厳な感染対策マニュアルを実行していただきました展示企業様、改めまして厚く御礼申し上げます。

今後の併設器械展示に於きましても、今回同様の感染対策が実行されることと思いますが、この経験を一つの指針として、展示開催の安全と各展示企業様のより多くの結実となる様、展示委員会一同努力してまいる所存です。

今後ともより一層のご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

展示会場入口の検温	コロナ対策の一環	展示会場①
展示会場②	展示会場③	展示会場④
展示会場⑤	G-Dataブース	おもてなし風景