平成28年度 定時社員総会開催される

「平成28年度定時社員総会」が3月24日(金)、ホテル メトロポリタンエドモント(千代田区)で開催されました。総社員数107社中、有効議決権出席87となり総会は成立しました。
総会では平成28年度の活動報告、決算承認、平成29・30年度役員の選任、平成29年度の事業計画、予算報告などが行われました。当日の審議事項、報告事項は以下の通りです。

審議(決議)事項

第一号議案 平成28年度決算報告
            監査報告
第二号議案 平成29年度・30年度役員選任

報告事項

報告事項1 平成28年度事業活動報告
報告事項2 平成29・30年度役員紹介と挨拶
報告事項3 平成29年度事業計画
報告事項4 平成29年度予算
報告事項5 新入会員紹介

総会の開会にあたり瀧本会長より開会の挨拶がありました。概要は次の通りです。

2007年から開始した自主統計の2016年の実績値が3月に集計が完了しました。眼科医療機器の国内市場はここ数年は660億円程度で推移していたが、2016年は漸く700億円に達しました。しかし残念ながら伸びとしては他の診療科に劣り、理由として眼科の診療報酬が伸びていないのが要因と考えています。来年は診療報酬の改定の年ですが、協会が取り組んでいるのは「新技術の適正評価による新しい診療報酬収載」の実現です。これは医療機器産業界、眼科医の先生方共通の想いです。協会が取り組んでいるもう一つの重要な活動は眼科医療機器の出力データの国際標準化事業です。2016年から経済産業省の「戦略的国際標準化加速事業」の一つとして事業受託を受け、「JOIA Std.」を国際標準規格ISO化することへ取り組みを始めています。必ずや輸出企業の後押しとなり市場規模の拡大と、日本産業の国際競争力強化にも繋がる活動と確信しております。また市場拡大に繋がる活動として、診療報酬枠外の検診市場を公的眼科検診の実現により、新たに構築する活動にも取り組んでおります。いわゆるメタボ検診の「特定健診」の中で、眼科検査の実施要件を緩和することから始めるという現実的な活動です。こうした取り組みにより700億円で停滞している眼科医療機器市場の壁を一気に打ち破り、近い将来1000億円市場をめざして努力を積み重ねて行きたいと思います。日頃から協会活動へのご理解、ご協力有難うございます。委員の方々にはご苦労をおかけしておりますが、委員会活動も益々活発になってきております。本日はこうした活動もご紹介してまいります。会員企業の皆様におかれましては協会活動により一層のご理解、ご協力、ご参加の程宜しくお願い致します。

平成28年度功労表彰
平成28年12月に退任された山村前副会長に瀧本会長より功労表彰を授与。
表彰終了後、本総会を持って会長を退任する瀧本会長より退任の挨拶が行われ総会の前半が終了した。

瀧本会長退任挨拶
本総会を持って会長を辞することとなります。2003年3月に副会長に就任し2期4年務め、その後2007年3月に会長に就任し、今日に到ります。日本眼科医療機器協会の設立は1978年ですが、それ以前、明治時代より学会併設器械展示会を担当するという長い歴史がありました。会長を担当した10年の協会活動は決して平坦ではありませんでした。大きな出来事の一つが6年前の総会時に東日本大震災が発生し総会を中止したことです。丁度その頃が協会にとっても厳しい時代でした。日本眼科手術学会、JSCRSの展示受託を断られ、協会財政について非常に心配をしました。しかし今から思うと悪いことばかりではなく、これを契機に協会の足りなかった事に思い到りました。それは協会が何を行っているのか、何をめざしているのかを明言してこなかった事です。ともすれば展示事業だけを行っていると思われる存在でしかありませんでしたが、この時期に当協会の法人化を実施し、多くの委員会を立ち上げてまいりました。また、眼内レンズ協会を統合したのもこの時期になります。眼科啓発会議、東日本大震災対策本部会議にも参加し、学会、医会と協調して活動してきたことによって、より良好な関係を構築することができました。日本眼科学会、日本眼科医会との連絡会議「眼科医療機器協議会」では、眼科医療、眼科医療機器について情報交流も図れるようになりました。先般の同会議において日本眼科学会、日本眼科医会から当協会はパートナーとして“頼りになる団体”とのお褒めの言葉も頂戴するまでに到りました。これから当協会が目指すべきは真に社会に貢献できる団体になることだと思います。そしてもう一つ目を向けるべきは「世界」です。そういう意味では国際標準化活動などは将来の輸出事業の振興に役立つと確信しております。会員の皆様、事務局に支えられ、この10年やってこられました。本当に有難うございました。

総会を一時中断、会員に承認された平成29年度・30年度新役員で「臨時理事会」を開催、理事の中から代表理事・会長、副会長、常任理事を決定した。平成29年・30年度の新理事により後半の総会が再開された。冒頭 新会長の小澤代表理事より「市場を拡大すること、眼科プレゼンスを医療全体の中で上げて行くことに取り組んで行く、今まで以上に危機感を持って協会運営を実施して行くのでご協力願いたい。」との挨拶があり、引き続き平成29年度の事業計画、予算について報告が行われた。

本年の事業計画は、眼科医療機器市場の拡大による会員企業のビジネスチャンスと事業活動の拡大に向けた取り組みも含め産業成長に繋がる事業計画。

1) 医療技術の適正評価に基づく診療報酬実現
2) 社会保険診療外の検診分野の市場開拓に向け「公的眼科検診」の法制化をめざす眼科医会・学会と協調した活動推進
3) 眼科医療機器接続規格の国際標準化に向けた対応
4) 会員企業の事業拡大に貢献する人材育成を目標とした教育事業推進
5) 眼科学会併設器械展示事業運営の改革
6)  医機連など関係産業団体の活動を通して行政関連情報収集と提言活動推進
7)  眼科医療への貢献のため眼科学会・医会との連携活動推進
8) コンプライアンス体制強化
の8項目について注力して事業を行って行く。

定時総会終了後、特別講演会が行われた。

特別講演会

演題:眼科領域での予防医学の推進と公的眼科検診の必要性

演者:公益社団法人日本眼科医会 理事 山田 昌和先生 (杏林大学 医学部眼科学教室教授)

厚生労働科学研究費による「成人眼科検診の有用性・実施可能性に関する研究」として成人眼科検診の臨床医学・医療経済的効果について研究されている山田 昌和先生に、高齢社会を迎えた日本での眼科検診の社会的要請と臨床医療上の効果についてご講演頂いた。

功労表彰授与<br /> 山村前副会長

功労表彰授与
山村前副会長

山村前副会長 挨拶

山村前副会長 挨拶

瀧本会長退任挨拶

瀧本会長退任挨拶

平成29年・30年度新役員

平成29年・30年度新役員

小澤新会長就任挨拶

小澤新会長就任挨拶

日本眼科医会 理事<br /> 山田昌和 先生

日本眼科医会 理事
山田昌和 先生

 

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